一物五価とは

不動産売買や土地・建物を活用したい場合、さまざまな要因によって価格が決まることをご存じですか？
不動産の価格は「一物五価」といわれ、目的によって価格が異なることが特徴です。
今回は、一物五価について解説します。

一物五価とは

一つの不動産に対し、5つの指標により価格が決まります。

公示地価

国土交通省内の土地鑑定委員会が定めた、地価公示法に基づいて鑑定を行います。
1月1日段階の土地に対して正確な価格を出し、公表は3月の下旬ごろです。

地価調査

地価調査は公示地価とは違い、都道府県が鑑定を行い時期も異なります。
7月1日時点の基準地価格を出し、発表は9月の下旬ごろです。
また地価調査は、地価公示の補完的な役割も果たしてくれます。

相続税路線価

国税庁が毎年7月の初めに公表する財産評価基準書により、価格を示します。
路線価方式と倍率方式を使用し、相続税や贈与税を算出するために用いられます。

固定資産税路線価

固定資産税路線価は全国の市町村が3年に1度、公表する価格です。
固定資産税や都市計画税・登録免許税・不動産取得税などを、正しく算出するために用いられます。

実勢価格

不動産での取引において、実際にやり取りがあった価格を実勢価格といいます。
時価とも呼ばれており、当事者間で取引が確定すれば、その価格が実勢価格となるのです。

まとめ

一物五価は、公示地価・地価調査・相続税路線価・固定資産税路線価・実勢価格のことです。
不動産の価格を示す指数で、不動産売買や投資を検討している方は把握しておくと良いでしょう。
『株式会社 シティー・ライフ』は豊富な経験と実績を活かしながら、これまで数多くの不動産売買を行ってきました。
相談や査定は無料ですので、不動産についてお困りでしたら一度お問い合わせください。